大手キャリアから格安SIMへの乗り換え、失敗しないために知っておくこと

こんにちは、maechap（@maechap15）です。

 

格安SIMに乗り換えようと調べているうちに、同じような悩みを抱えたことはありませんでしょうか？

もちろん、私もその一人でした。

私は格安SIMに乗り換えて2年半ほどたち不満なこともありますが、納得して利用しながら、毎月の利用料金を安く抑えています。

私の遍歴を交えつつ、「大手キャリアから格安SIMへの乗り換え、失敗しないために知っておくこと」をご紹介したいと思います。

 

格安SIMの魅力

格安SIMの魅力は何といっても“料金の安さ”です。

私は妻と二人で2回線契約していますが、大手キャリアから格安SIMへ乗り換えることで、月額の通信利用料金を安く抑えています。

通信事業者	私	妻	固定回線	合計
au	約10,000円	約8,000円	約5,000円	約23,000円
UQ-mobil(au)	約3,000円	約3,000円	約5,000円	約11,000円
楽天モバイル※(docomo)	約1,000円	約1,500円	約5,000円	約7,500円

※楽天モバイルでは、楽天会員、ダイヤモンド会員、長期割が適用され、かなり安くなっています。

月額23,000円 -> 7,500円となり、月々15,5000円、年間に換算すると、なんと186,000円も安く抑えることができています。

月額使用料の安さには満足してますが、それ以外の点では当然不満もあります。

 

格安SIM、不満の1位は通信速度

すでにいくつかのサイトで格安SIMについて調べた方はご存知かと思いますが、通信速度の遅さについては多くの方が不満に思っているようです。

格安SIMと契約している私も、大手通信キャリアから乗り換えて通信速度の遅さについては実感しています。

そもそも格安SIM事業者は、大手通信キャリアから回線を借用してユーザに提供しています。

借用する回線の帯域（道路で言うと、道路幅）に応じて使用料を大手キャリアに支払っています。

格安SIM事業者は、ユーザに提供する料金プランと、大手キャリアから借用する回線の帯域のバランスを考えながらサービスを提供しています。

 

契約するプランにもよりますが、上記の格安SIM B社は通信速度が遅く、ユーザの不満になっているかもしれません。

しかし、個人的には格安SIMを使うことのデメリットを、そこまで気にしていません。

 

納得して選ぶために

冒頭に申し上げた通り、私も他の方と同じく通信速度に満足しているわけではありません。

しかしながら、自分に合うプランを選ぶことで納得して利用することができています。

では、自分に合ったプランをどのように選ぶのでしょうか？

では、私のケースをご紹介します。

 

自分の使い方を把握する

まずはじめに、主に利用しているサービスが何かを把握します。

固定回線を契約しており、Wi-Fiルータを設置しているため、自宅での携帯通信利用量はほぼゼロといっても良いでしょう。

妻も、たまの外出で使用するぐらいなので、携帯通信利用量は少ないです。

では、私が外出時（主に通勤中）にどんな使い方をしているかを洗い出してみます。

使い方	備考
LINE、TwitterなどのSNS	テキストベースのデータ通信がほとんどの為、通信量を少ない
Webブラウジング（調べもの）	SNSよりは通信量は多いが、そこまで多くない
Youtube （ビジネス系、ノウハウ系、ニュース系）	動画ストリーミングはそこそこ速度がないとストレスがありそう
Amazon Prime Video、Kindle	家でDLしてから利用するため、外出時の通信量はほぼゼロ

細かい使い方を書き出すとキリがないですが、概ねこんな感じですね。

Youtubeでの利用が、通信速度、月々の通信量を占めていることがわかります。

 

デメリットを許容できるか？

Youtube が快適、もしくはそこそこの品質で利用できるかどうか（すなわちデメリットを許容できるかどうか）を考えてみます。

 

■ 通信速度について

まずは通信速度についてですが、Youtubeの公式サイトからシステム要件を確認しました。
（Youtube ヘルプ > システム要件）

解像度360p～480pは、スマホでの標準的な画質のようです。

同じ動画でも、高画質であればあるほど、通信量は多くなります。

私は、ビジネス系、ノウハウ系、ニュース系のチャンネルを見たり、時には流し聴きするので、画質は標準（360p～480p）で良さそうです。

ただしゲーム実況などを見る方は、720p以上でないと画像が荒く感じてしまうかもしれません。

画質については、Youtubeの設定で変更できるので、事前に体感しておくことをオススメします。

 

■ 月々の通信量について

標準的な画質を前提として、月々の通信量を計算します。参考で、高画質パターンも計算します。

私の通勤時間は、片道1時間、往復2時間となります。

それに画質に応じた通信量を掛け合わせます。

Youtube視聴時間 / 日	Youtube視聴時間 / 月	画質：通信量 / 時間(※)	通信量 / 月
2時間	40時間	360p：324MB	約 13GB
2時間	40時間	480p：612MB	約 25GB
2時間	40時間	720p：1GB	約 40GB

※画質に応じた通信量は以下のサイトを参考にさせていただきました。

LINE MOBILE：YouTubeとTikTokの動画1時間あたりの通信量・ギガ数は？

 

私の場合、Youtubeを快適・そこそこの品質で楽しむ条件は、

ということになります。

この条件に合うプランを選べば、満足とは言えなくとも納得して利用できます。

 

格安SIMがどこの通信キャリアの回線を取り扱っているか？

ご存知の通り、日本にはdocomo、au、SoftBankの大手キャリアが3社（楽天を除く）が、格安SIM事業者に回線を貸し出しています。

どのキャリアのエリアがいいのか？通信速度が速いのか？という疑問を持った方もいるかと思いますが、私の結論としては「あなた次第」です。

4G LTEサービスが開始して10年が経とうとしている中、各社が多くの携帯基地局を設置しており、エリアの広さ、人口カバー率で言うとさほど変わりません。

そんなことは、一個人としてはどうでもよいのです。

「自分の生活圏内で使える」キャリアが、あなたにとって良いのキャリアなのです。

 

格安SIMのプランを選ぶ際、どこかの回線を選ばなくてはいけません。

今使用している回線に不満がないのであれば、同じ回線を選ぶことをオススメします。

もし、今の回線に不満があるならば、別の回線を使用している、同じ生活圏内の人（会社や学校の友人、近所の知り合い）に聞いてみることをオススメします。

 

自分に合ったプランを選ぶ

先ほどの条件から大まかなプランを絞り込みます。

候補としては、

エンタメフリープランは最近出てきたプランで、私が検討した当時はありませんでした。

では、通信量無制限プランについてご紹介します。

 

■通信量無制限プラン

このプランを選ぶ際は、ざっくり2点注意する必要があります。

私が実際、契約したプランを見てみます。

UQ-mobileで契約したプラン & 感想

「UQ-mobile」で契約した内容は以下の通りです。

事業者	契約プラン名	回線	月額 基本料金	速度上限	速度規制 有無	通信量	memo
UQ-mobile	データ無制限 +音声通話プラン	au	2,680円	500kbps	有り 条件 : 直近3日間で6GB以上使用	無制限	本プランは2019/9/30を もって新規受付終了

■感想

当時、auからUQ-mobileへMNP乗り換えをしています。

初めて利用した格安SIMですが、思ったよりも使えることがわかって好印象でした。

今まで触れてはいなかったですが、乗り換え前後で同じ回線（auエリア）を使用していたため、不満が少なかった要因の一つだったかと思われます。

料金についても満足はしましたが、もっと下げたいという欲が出てしましました。

 

楽天モバイルで契約したプラン & 感想

「楽天モバイル」で契約した内容は以下の通りです。

事業者	契約プラン名	回線	月額 基本料金	速度上限	速度規制 有無	通信量	memo
楽天モバイル	スーパーホーダイプランS	docomo	2,980円	高速データ通信 ON : なし OFF : 1Mbps	有り 条件 : 12時～13時、18時～19時は最大300kbps	2GB	本プランは2020/4/7を もって新規受付終了

■感想

当時、UQ-mobileから楽天モバイルへMNP乗り換えをしています。

ほぼ「高速データ通信OFF」で使用しているため、通信量は実質無制限となります。

格安SIM2社目ですが、大幅に通信量を安くすることができました。

しかし割引を受けるため、au回線からdocomo回線に切り替えることを余儀なくされたため、生活圏内で電波が弱い場所があることを事前に把握していませんでした。

私のほかにも、同じような経験をされた方もいるのではないでしょうか？

こういった失敗を避けるために、切り替え先の回線を使用している方に聞いておくべきかと思います。

 

オススメ格安SIM

私が契約したプランをご紹介しましたが、いずれも新規受付が終了していますので、「もし、今自分が乗り換えるならこのプラン！」というのを調べてみましたので、参考にしてみてください。

以下の条件で選びました。

UQ-mobile

事業者	契約プラン名	回線	月額 基本料金	速度上限	速度規制 有無	通信量	memo
UQ-mobile	スマホプランS	au	1,980円	節約モード OFF：なし ON：300kbps	3GB	無制限	15日間無料お試しあり

節約モードON状態で上限300kbpsであるものの、経験上それよりも速度が出ることがあります。

オススメの理由としては、15日間の無料お試し（Try UQmobile）があることろです。

au回線のみですが、無料お試しを使うことで、事前に生活圏内での使用感を把握することができるので、失敗も少なくなります。

 

楽天モバイル

事業者	契約プラン名	回線	月額 基本料金	速度上限	速度規制 有無	通信量	memo
楽天モバイル	Rakuten UN-LIMIT 2.0	楽天＋au	2,980円 ※1年無料	楽天：無制限 au：5GB超過後 1Mbps	なし	楽天：無制限 au：5GB	300万名限定

2020/4、楽天モバイルは大手キャリアに仲間入りしました。

厳密にいうと格安SIMではないですが、1年無料と思い切ったプランを出しています。

楽天エリア内の方にとっては、速度・通信量ともに無制限がとても魅力的ですが、パートナーエリア（au）では、上限5GBで超過時の通信速度上限も1Mbpsとなります。

また、楽天経済圏の方は楽天ポイントの付与対象（SPU）となっているためオススメです。

BIGLOBE

事業者	契約プラン名	回線	月額 基本料金	速度上限	速度規制 有無	通信量	memo
BIGLOBEモバイル	3ギガプラン ＋エンタメフリー	docomo au	1,600円 ＋480円	なし	なし	3GB	エンタメフリーで Youtubeはノーカン

BIGLOBEの特徴として、エンタメフリーをオプションで付けられることです。

他にもエンタメフリープランが存在しますが、Youtubeが入っていなかったり、大容量プランに含まれていたりします。

BIGLOBEにように低容量プランにオプションで付けられるのは、非常に魅力的です！

Youtube以外にも対象のサービスもたくさんあるので、一度確認してみてください。

 

【BIGLOBEモバイル】プラン料金6カ月間 0円～！

 

まとめ

いかがだったでしょうか？

今回お伝えしたかったのは、

自分に必要な通信速度、通信量を計算するのはやりすぎと思われるかもしれませんが、失敗しないためには必要なことですので、チャレンジしてみてください。

 

外出時にYoutubeを主に利用される方は、以下のプランがオススメかと思いますので、一度検討してみてはいかがでしょうか？

事業者	契約プラン名
UQ-mobile	スマホプランS
楽天モバイル	Rakuten UN-LIMIT 2.0　※1年無料
BIGLOBEモバイル	3ギガプラン＋エンタメフリー

 

以上、maechap（@maechap15）でした。それではっ！