細かいことは気にせず、まずはPythonに触れてみましょう!!!
2.1 インタプリタを起動する
まずは準備として、Anaconda3を使ってPythonをインストールした場合、以下を環境変数に追加しましょう。
- C:\Users\(ユーザー名)\Anaconda3
- C:\Users\(ユーザー名)\Anaconda3\Scripts
- C:\Users\(ユーザー名)\Anaconda3\Library\bin
Windowsのコマンドプロンプトを立ち上げて、”python”と打つとインタプリタが起動します。
C:\WINDOWS\system32> python
Python 3.6.3 |Anaconda custom (64-bit)| (default, Oct 15 2017, 03:27:45) [MSC v.1900 64 bit (AMD64)] on win32
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.
'>>>
そこでprint関数を使って、”Hellow World!”と表示させてみます。
“quit()”と打つと、インタプリタを終了できます。
'>>>
'>>> print('Hello World!')
Hello World!
'>>>
'>>> quit()
C:\WINDOWS\system32>
コマンドが書かれたファイルを読み込むことも可能です。
HelloWorld.txt:
print('Hello World!') print('Hello World!!') print('Hello World!!!')
C:\WINDOWS\system32> python HelloWorld.txt
Hello World!
Hello World!!
Hello World!!!
Unixのように、オプションを付けて実行することも可能です。
オプション | 説明 | 使用例 |
---|---|---|
-c | command : 指定したコマンドを実行可能 | python -c <command> |
-m | module : モジュールを指定して実行可能 | python -m <module> |
“-c”でcommandを実行してみます。
C:\WINDOWS\system32> python -c print('Hello_World!')
Hello_World!
“-m”でフィボナッチ数列を生成してくれるモジュール”fibo.py”を呼び出してみます。
C:\WINDOWS\system32> python -m fibo
0 1 1 2 3 5 8
モジュールを指定する場合は、”.py”は不省略します。
モジュールの詳細は別の機会に学ぶとして、ここでは便利ツールと理解します。
2.1.1. 引数の受け渡し
スクリプト名と引数を指定してインタプリタ(python)を起動した場合、指定されたスクリプト名と引数は、sysモジュールのargv変数に格納されます。
ex) python script_name arg1 arg2 arg3
sys.argvに格納されているかどうか確認するため、以下のコマンドファイルを読み込ませます。
sys_argv.txt :
import sys
print('sys.argv : ', sys.argv,type(sys.argv))
print()
print('script_name_sys.argv[0] : ', sys.argv[0], type(sys.argv[0]))
print('arg1_sys.argv[1] : ', sys.argv[1], type(sys.argv[1]))
print('arg2_sys.argv[2] : ', sys.argv[2], type(sys.argv[2]))
print('arg3_sys.argv[3] : ', sys.argv[3], type(sys.argv[3]))
C:\WINDOWS\system32> python sys_argv.txt 111 222 333
sys.argv : ['sys_argv.txt', '111', '222', '333'] <class 'list'>
script_name_sys.argv[0] : sys_argv.txt <class 'str'>
arg1_sys.argv[1] : 111 <class 'str'>
arg2_sys.argv[2] : 222 <class 'str'>
arg3_sys.argv[3] : 333 <class 'str'>
2.2. インタプリタとその環境
2.2.1. ソースコードの文字コード
これからプログラミングを学ぶ上で、ソースコードを書くことがあるかと思います。
ソースコードの文字コードは、Defaultでは”UTF-8″です。
ソースコードの以下を追加することで、文字コードを変えることが可能です。
ex) # –– coding: encoding ––
“encoding”にはpythonでサポートされている文字コードが指定可能です。
例えば、Shift-JISを指定する場合、
# -*- coding: shift_jis -*-
ただし、コーディング規約(PEP8)では、”UTF-8″を使うことを推奨しています。